2018年08月01日

今年の夏新は素晴らしく良いです。本当に新鮮な蕎麦の色をしています。

皆さんこんにちは。
先週の土曜日から始めた二期作の最初の新蕎麦
夏になるのが早かったせいか今年の夏新は例年になく色がとても綺麗です。
裏磐梯 雄国の産地では刈り取り後直ちに乾燥作業に入り異例の早い入荷となりました。

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前回でも書きましたように、雄国は「羊の皮を被った狼」です。
若干の新蕎麦独特の青臭さや熟成が足りない部分は拒めませんが。
こんなに綺麗な薄い緑をした蕎麦なのに、食味は本州産の山の蕎麦独特の強い個性を出しています。
時々この綺麗な色に翻弄されて
色が黒っぽくないと蕎麦じゃないと言う先入観の強いお客様からは
「更科ですか?」
「香らない?」
こんなご意見や質問をいただくお客様がまだいますが、
なんども言います。
ツユを付けずに蕎麦だけ召し上がってください。
その差は歴然です。
この色が、本当に新鮮な蕎麦の色です。
ましてや、雄国はクセのある本州産のなかでも特に食味の高い山の蕎麦です。

この色が出せるのは、契約栽培がなせる技です。
生産者、農協、製粉会社のそれぞれの顔が見える見事な連携で指定した材料を最高の環境で保管して、こまめに産地から輸送して、契約した畑以外の蕎麦は何も含まれていません。

世の中の蕎麦はそれではなぜ黒っぽくなるのでしょうか?
それは、外国産が多く流通しているからです。
国内産も商社の一括買取りの流通がほとんどだからです。
そのような蕎麦は、国内の産地や諸外国の広い範囲で収穫された蕎麦を大量に集めて産地から離れた常温の倉庫で保管するからです。
輸送の途中や産地から離れた常温倉庫で劣化が進みます。
そして黒くなります。
味や香りも変化します。
これは蕎麦本来の色や香りではありません。

収穫して2〜3ヶ月経過すると新蕎麦の熟成が進みます。
蕎麦の旬の時期を迎えます。
11月になると二期作の二回目の秋の新蕎麦が入荷します。
こちらの食味の足りない部分は私たちは夏の新蕎麦を混ぜて補います。
そして、年末大晦日には秋の新蕎麦が旬の時期を迎えます。
皆様楽しみにしてください。

9月4日まで毎年恒例の無休営業をいたします。

週末は混雑する場合がございます。
お席のご予約は出来かねますが、
ご来店20分前にお電話いただきますと問題なく
優先的にお席にご案内できる様に手配いたします。

 また、移転先店舗はカーナビで検索できませんので、
0555-65-8251(ハラマチロッヂ)で検索してください。
その隣となります。

心よりお待ちしております。
posted by やまさと主人 at 18:50| 山梨 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月06日

田舎蕎麦とは何か?

皆様こんにちは
サッカーワールドカップ
サムライジャパンの戦いは終わりましたが、日本のサッカーにとって歴史に残る大会でしたね。
夢と感動本当にありがとうでした。


私達のブログは、アメブロに引っ越したのですが、こちらでもアクセスが残っているので今回から同じ内容を掲載することにしました。
また、よろしくお願いします。

さて、今回は田舎蕎麦について書きます。
私の店では粗挽き田舎蕎麦をメニューに載せています。
それでは、田舎蕎麦とはどのような蕎麦なのでしょう?
田舎蕎麦について皆様が認識してられるのは
「色が黒くて味が濃い蕎麦」ではないでしょうか?
大まかな部分はこれで良いと思います。
昔、田舎の方では蕎麦実の一番外側の黒い鬼皮(そば殻)を剥く技術がなかったため、鬼皮が被ったまま製粉し篩にかけた蕎麦粉で打った蕎麦を田舎蕎麦と呼んでいました。

確かに、今でもこのような製麺方法を採用しているお店もあります。
ただ、これでは砕けた鬼皮部分が混入され、固い鬼皮が喉に突き刺さるような食感が麺にのこり、強い鬼皮のメラニン成分の味が蕎麦本来のデリケートな味を押しのけて征服してしまいます。
海外で収穫された保存状態の悪い蕎麦も国内で収穫された最高の保存状態の材料もメラニン成分の同じ味になってしまいます。
これでは、精魂込めて良い畑で栽培し、良い環境で保存し、最高の状態の材料で製麺する意味がなくなってしまいます。
何よりも鬼皮は枕の中に入れるゴミでお米に例えると籾殻です。

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そこで、我々職人は、その蕎麦の特徴を最大限に抽出して表現できる味の確りした蕎麦を田舎蕎麦と定義付けるようになりました。
そして、現在の技術水準で田舎蕎麦を製麺するとどのような製麺方法が正しいか考えるようになりました。
私の店では、間違いのない方法として、鬼皮を剥いたマルヌキという材料を使用し、味の濃い蕎麦実の外側の固い部分や甘皮部分を多く含ませた蕎麦を製麺することと結論付けました。

それでは、どのようにして蕎麦実の味の濃い外側部分を抽出するのでしょう?
私は、その一つの方法としてマルヌキを粗く挽いて中心部の味の薄いもろくて白い部分を篩で落とし、篩の上に粗く残った味の濃い外側部分を使って製麺することに取り組みました。
もちろん、粗く挽かれた蕎麦粉は味が濃いのですが、のど越しが悪く繋がりにくくなります。
そこで、通常に製粉した蕎麦粉を混ぜ込んで蕎麦を滑らかにして繋げるのですが、どのような加減でブレンドするかが課題となりました。

そうは言っても、取り組み始めたのは20年以上昔の話し。
当初は、
「見た目が悪くても、その蕎麦の特徴をストレートに味わっていただければ良い!」
こんな感じで裏メニューとして手打製麺していました。
その後、本格的にメニューに載せるようになった初期のころも、
「これだけ粗く挽いたゴツゴツの蕎麦粉を繋げるのってすごいでしょ!」
こんな感じで遊び感覚のメニューとして、
「その蕎麦の味をもっと良く知って頂ければ!エエやん」と、
ここまででした。

ところが、世間では粗挽き田舎蕎麦に取り組む職人さんが徐々に増えてきて、
麺としての見た目も注目されるようになってきました。
そこで、「もっとレベルアップさせよう」と
改良を加えるようになりました。
しかし、根本の味の濃い蕎麦の部分は譲りたくありません。
通常の蕎麦粉の配合を増やして上手く纏める方法を私はとりたくなかったのです。

ここで、今回のお店のレイアウトが作業を大きく進めるきっかけとなりました。
厨房のすぐ隣が、打ち場、しかも自家製粉もここで行います。
作業効率を考えて広くスペースをとった打ち場は思いがけない結果をもたらしました。
厨房での作業が治まるとすぐに打ち場に籠って試作することが出来ます。
おかげさまで、今年の冬、大きく改良を加えることで味と見た目を両立させることが出来ました。
凄く、手間のかかる方法だったので今まで躊躇していたのですが、粗く挽いた粉と通常の粉に対して、更に中ぐらいの粗さに挽いた粉を加える事が今回の店のレイアウトでは可能となりました。
このことにより、蕎麦の味を更に強くさせて繋がりを良くすることに成功しました。
今年の改良版、『粗挽き田舎蕎麦』を
皆様、是非召し上がりにお越しくださいね。

さて、週末は混雑する場合がございます。
お席のご予約は出来かねますが、
ご来店20分前にお電話いただけますと優先的にお席にご案内できる様に手配いたします。

 また、移転先店舗はカーナビで検索できませんので、
0555-65-8251(ハラマチロッヂ)で検索してください。
その隣となります。

心よりお待ちしております。
posted by やまさと主人 at 04:49| 山梨 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

心機一転、ブログを引っ越ししました。

皆様、今年も一年お世話になりました。
おかげさまで、新しい店舗に引っ越してちょうど一年となりました。
そこで、弊社WebページURL変更に伴い

https://www.yamasato.info/

ブログページも引っ越しました。
新しいページは、

https://ameblo.jp/teuchisoba-yamasato/

となります。
これまで通り、最新の記事をアップしてまいります。
何卒宜しくお願い致します。

店主
posted by やまさと主人 at 06:04| 山梨 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

お届け用 年越蕎麦!受け付けております。

年末年始は、宅配業者が込みあったり、冷凍設備に限りがあるために売り切れたりもします。
今年も、毎年の準備の良いお客様からは既にご注文が入り始めました。

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そこで、全国に向けてお届けする、発送ご注文用の打ち立て「冷凍年越蕎麦」の仕込みを始めました。
今年は、弊社が別部門で業務販売を行っている北海道多度志産で製麺しております。
もちろん、お店で通常使っている裏磐梯雄国産と同じように山の斜面の蕎麦専用畑で契約栽培されている品質の高い材料です。

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弊社は、一昨年、国の補助金に採択されました。
それにより、業界でも革新的な取り組みの冷凍手打蕎麦は、新しい工夫を施し様々な部分を改良いたしました。
すごく、茹でやすくなっております。

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送りの場合、ご注文には1パック2人前×2パックのツユ付きで2,872円(送料込・税込 代引の場合216円プラス)でいただくと送料がお得になります。
ご注文は、下記ご注文フォームよりお早めに宜しくお願いします。
https://www.yamasato.info/order
posted by やまさと主人 at 14:41| 山梨 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

通常のそばの製粉を改良しました。

通常のそば粉の製粉を改良しました。
理由は、クセが強く食味も高い雄国の蕎麦なのですが、以前述べましたように材料の鮮度管理をこれ以上ないと言うぐらい徹底した為に、色が白くなり多くのお客様が見た目で食味の薄い更科粉と間違えて判断してしまうからです。

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仕方がないですよね。
見た目は、大事ですから。
味のしない更科粉ではないのですよ。
さすがに、お世話になっている生産者さんや農協さん、製粉会社の皆様に申し訳ないので、製粉を改良しました。

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製粉を改良するには、
時間あたりに石臼に入れる蕎麦の量。
石臼の回転速度。
篩のメッシュ(荒さ)。
などがございます。

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少し甘皮部分を多く含ませて薄い緑に。
雄国によりマッチした製粉に仕上げました。
そして、ちょっとイタズラ。
荒く挽いた甘皮の粉末をちょっと入れて緑の星を飛ばしてヒョウ柄にしました。
名付けて「緑のヒョウ!」
これから秋に収穫した新蕎麦が熟成を増し、色・味・香りが絶好調となる蕎麦の旬の季節を迎えます。
寒いですが、是非ともご来店ください。

お持ち帰り・送りの「冷凍年越蕎麦」(2人前ツユ付き 980円プラス税)は、同じく契約栽培で北海道多度志産で送ります。
少し食味は一般的になります。
ご予約は、お早めにお願いします。
posted by やまさと主人 at 12:02| 山梨 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

URLを変更しました。お店のWebページはとてもご覧いただきやすくなりました。

何時もお世話になります。
お店のWebページのURLを変更しました。
新しいURLは、

https://www.yamasato.info/

です。
今回のページでは、モバイルでご覧いただけます。
また、契約栽培についての詳しい説明のページを新設いたしました。
ぜひとも、ご覧ください。

やまさと 店主
posted by やまさと主人 at 18:13| 山梨 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月23日

雄国の蕎麦は、なぜ白いのか?

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今年も無事に裏磐梯雄国(オグニ)産、秋の新蕎麦が入荷しました。
本日より秋の新蕎麦を打ち始めます。
お写真は、二期作をしている夏に収穫した蕎麦と今年の秋の新蕎麦です。
双方、ほとんど色が変わらないですよね。
雄国はお客様から、色が白いので
「これって更科ですか?」
とご質問を度々受けます。

しかし、召し上がっていただいて食味と香りの高さにびっくりされます。
雄国は食味にクセがある本州産!
さらに会津の中でも、特別な「山の畑」の蕎麦ですから当然です。
色が白いのは、収穫した蕎麦を乾燥調整させて直ちに現地農協の保冷倉庫に入れて鮮度を守っているからです。
現地保冷倉庫より毎週、使用する分だけ黒い鬼皮を剥いてマルヌキ(お写真)にし、お店の蟻巣石の石臼で使用する前日に製粉していますので究極の鮮度を維持しているからです。

一般的な黒みがかった蕎麦は、産地で収穫後、商社などの劣悪な環境の倉庫で保存され商品の劣化が始まります。
また、マルヌキにしたまま長時間放置され、製粉してから時間が経つのでさらに劣化して蕎麦本来の食味とは、かけ離れたものへと黒くなって食味も変化します。
中には、この劣化した蕎麦の食味や香りを蕎麦本来のものだと勘違いされる方までおられます。

ご来店の際は、先ず、蕎麦をツユに浸さないで、そのまま召し上がってください。
さらに、雄国の特別な食味を楽しむことができます。
私たち職人は、注意深く鮮度を守った材料に手を抜かず当たり前の仕事を施すだけです。
新蕎麦は、これから、熟成がすすみ大晦日頃には味・色・香りが最高の状態となり旬を迎えてゆきます。
楽しみにしてください。
posted by やまさと主人 at 11:21| 山梨 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

2017年 雄国 やっと秋の新蕎麦が入荷します。

契約栽培の畑がある会津!

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裏磐梯雄国からやっと秋の新蕎麦が入荷することになりました。
今年は夏から雨の日が多く、日照不足で蕎麦の発育が大きく遅れました。
刈り取りをしないで発育を待っていたところに台風が襲い本州の各産地では全滅した産地の話も多く聞きました。
契約栽培をお願いしてから一度も入荷がなかった年が無い雄国は安泰でした。

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私たちは、雄国を確保できましたが味わいの強い本州産の蕎麦を使っていたお店が一般的な食味の北海道産を使用することが多くなるでしょう。
秋の新蕎麦は、水曜日の夕方にマルヌキ(黒い鬼皮を剥いた状態)で入荷。
直ぐにお店の石臼で挽いて木曜日から打ちます。
刈り取ったばかりでまだ青臭さが残る秋の新蕎麦の食味を補うためにいつもと同じように熟成が進んだ夏に刈り取った新蕎麦を混ぜて味を補うダブル新蕎麦で召し上がっていただきます。

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posted by やまさと主人 at 20:49| 山梨 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

秋のスペシャルフェアー

秋たけなわですね、皆さまいかがお過ごしですか?
手打そば やまさとの駐車場の木には、なんとパンプキンが出現IMG_0846 2.JPG

さて今日から会員さまのポイントをもれなく2倍にしましたたまっているポイントも1ポイントからご利用頂けるようにしました。
このチャンスをお見逃しなく!是非ご来店下さいIMG_0847.JPG

posted by やまさと主人 at 17:27| 山梨 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

期間限定「松茸と鱧(ハモ)のつけ蕎麦」始めました

毎年恒例、期間限定、大好評の秋の味覚「松茸と鱧(ハモ)のつけ蕎麦」
今年も始めました。
香り高い松茸と関西ではお馴染みの鱧(ハモ)は、旬を迎えた雄国の夏新にとって最高の組み合わせです。

秋風の心地よい山中湖へ是非お越しください。FullSizeRender-23 のコピー.jpg

posted by やまさと主人 at 12:59| 山梨 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする